シドニー・スウィーニーが、近々制作される『Split Fiction』の実写映画版で主演を務めることになった。先月報じられたHazelightゲームのハリウッド化に続き、『ユーフォリア/EUPHORIA』で知られる彼女が、本格的に動き出した本プロジェクトに参加する。
豪華クリエイティブチームが結成
愛された協力プレイアドベンチャーゲームの映画化は、印象的な顔触れを集めている。『ウィケッド』の映画化を手がけたばかりのジョン・M・チューが監督に内定し、『デッドプール＆ウルヴァリン』の脚本家レット・リーズとポール・ワーニックが脚本を担当する。最大の謎は、スウィーニーが反抗的なゾーイと臆病なミオのどちらを演じるかであり、業界関係者によれば、この配役決定はまだ流動的だとされる。
成功したゲーム実写化を手がけてきた製作会社「ストーリーキッチン」は、現在、主要スタジオに対して本件の企画を持ち込んでおり、権利をめぐる激しい競争が見込まれる。彼らの実績には商業的に成功した『ソニック』映画シリーズがあり、本作もまた成功を収める可能性が示唆されている。
ゲーム現象から銀幕へ
『Split Fiction』は3月のリリースと同時に瞬く間にヒットし、初週だけで200万本以上を売り上げた。Nintendo Switch 2版はローンチタイトルとしてすでに確認されており、今後さらに視聴者層を拡大する見込みだ。
IGNは10点満点中9点のレビューにおいて、本作を「熟練の技で作られた協力プレイアドベンチャー」と称賛し、「絶え間なく刷新されるゲームプレイのアイデアの連続」を高く評価した。この独創性は、映画化において挑戦であると同時に機会でもある。
Hazelightの世界はゲームの枠を超えて拡大を続けている。2300万本を売り上げた前作『It Takes Two』も、ドウェイン・ジョンソンの出演が取り沙汰されるなど、映画化が進行中だ。これらの契約はまだ最終決定ではないものの、現在のハリウッドにおけるビデオゲーム実写化への欲求は、成功した映像化の可能性を高めている。
一方、ストーリーキッチンはゲーム実写化のラインナップを構築し続けている。『Split Fiction』に加えて、『ジャストコーズ』（『ブルービートル』のアンヘル・マヌエル・ソト監督が参加）、『ドレッジ』、『キングメーカー』、『スリーピングドッグス』の映画化を開発中であり、加えて驚くべきことに実写版「トイザらス」の映画も製作中である。
Hazelightはどうか？同スタジオはゲーム開発に注力を続け、既存のタイトルが新たなメディアに進出する中で、次のプロジェクトにすでに言及している。
